受験基礎化学 22.中和反応、塩の生成

塩の液性

 

中和反応をすれば水以外に必ず塩ができる。

↓酸と塩基の組み合わせは下の線のように4 通りある。

 

Kp.122-1

 

強酸+強塩基の反応でできる塩は中性であり、

強酸+弱塩基でできる塩は酸性を示す

 

 

中和反応をしたときに、水と一緒に塩ができるんだけど、この塩の液性がよく出るし、考え方として重要だから一生懸命に考えてね。

慣れたら、その塩が何性か1秒でわかるようになるから。

まず、強酸と強塩基によって出来る塩は中性である(価数は一切関係ナッシング)。

Na2SO4  KNO3  CaCl2 Ba(NO3)2

強酸と弱塩基の塩は、酸の性質が強いので酸性になる。

PbSO4  Cu(NO3)2  (NH4)2SO4  AgCl

弱酸と強塩基の塩は、塩基の性質が強いので塩基性になる。

Na2CO3  BaCO3 (CH3COO)2Ca

弱酸と弱塩基の塩はほぼ中性になる。

CuCO3  CH3COONH4  (CH3COO)2Pb

 

 

Kp.123-1

2 価の酸の不完全な(H が残っている)バージョン

 

 硫酸水素ナトリウム   酸性

NaHSO4

Kp.123-2

 

 炭酸水素ナトリウム =  塩基性

NaHCO3

 

↑どちらかが酸性でどちらかが塩基性と覚えよう)

 

亜硫酸や亜硝酸などのように酸素が少ない酸は、弱酸と考えよう。

Na2SO3(亜硫酸ナトリウム)、NaNO2(亜硝酸ナトリウム)塩基性

 

 

その他

 ハロゲン化水素

 

Kp.123-3

 

 

ま、これは特別バージョンってことで丸暗記しちゃおうじゃないか。

どういうのかっていうと不完全なバージョンなのだ。

NaHCO3(炭酸水素ナトリウム) や NaHSO4(硫酸水素ナトリウム) のように酸のHが残ってる場合だ。

 

 

もちろんKHCO3 や KHSO4 でも同じことだが、こういう風にHが残ってしまったヤツに中性はあり得ない。

どっちかが酸性でどっちかが塩基性って覚えておこう。

炭酸水素…と硫酸水素…ってどっちが酸性っぽい?

そりゃあもちろん硫酸だよね。

元が強酸なんだから。

だから硫酸水素ナトリウムが酸性で、炭酸水素ナトリウムが塩基性で覚えよう。

 

それからもうひとつ。

KFのパターン。

HFは弱酸だっていうのを覚えておけばすぐにわかる。

強塩基のKOHと弱酸のHFの塩。

そう塩基性だ!

 

 

 

塩の分類

Kp125-1

 

正塩せいえん

 H もOH も残っていない塩

NaCl

Na2SO4

CH3COONa

Kp.125-2

 

酸性塩

 酸性のH が化学式に残っている塩

NaHSO4

NaHCO3

Kp.125-3

 

2価の酸が1価の塩基で中途半端に中和された感じのやつ。

まあ、2 つしかないけどね。

 

塩基性塩

 塩基性OH が化学式に残っている塩

Ca(OH)Cl

 

分類は液性と違って、なんとか塩って分けるだけだからおいしいよ。

ごちゃごちゃ頭の中で考えるんじゃなくて、さっさと分類していってね。

まず正塩と酸性塩、それから塩基性塩に分けられる。

酸性塩と塩基性塩以外は全部正塩だから、酸性塩と塩基性塩を覚えたら終わり。

 

酸性塩ってのは酸のHが残ってる塩。

NaHCO3 と NaHSO4 強いて言うなら他にはKHPO4やCaHPO4 もあるね。

とにかく、酸のHが残ってるヤツね。

塩基性塩は塩基のOHが残ってるヤツ。

これはものすごくマイナーだから、ほとんど出ない。

ま、Ca(OH)Cl くらいチェックしたのでいいと思うよ。

あとの塩は全部正塩ね。

特に気をつけて欲しいのが、NH4Cl と CHCOONa なんだけどね。

これは一見したらHがあるように見えるけど、酸のHじゃないからね。

だから正塩だよ。


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